次世代により多くの財産をのこすためにできること/岡崎市の税理士法人アイビスが皆様のお役に立つ情報をお伝えします。
◆相続でお困りの皆さまへ 岡崎市 相続サポートセンターへご相談ください
相続で引きついた土地を、どうしたらより多く次世代に残せるか。
実例をもとに紹介したいと思います。
都内の地主A氏の例を紹介します。
A氏の家は代々続く地主で、多くの土地を所有していました。A氏の父親が亡くなり、相続税納税後、残された財産は時価10億円の貸し宅地(底地)と更地(駐車場)でした。
土地を貸し宅地や駐車場として賃貸した場合の利回りは、一般的に2%程度(所得税や固定資産税を引くと1%台)です。
少しでも多くの財産を次世代に残したいと考え場合、A氏は今後どのように対応すればいいでしょうか。
土地の収益を上げる方法
具体的にどのように収益をあげればいいのか三つの手法を紹介します。
① 地代の見直し
② 土地の有効活用
③ 資産の組み換え
地代の見直し
先代の頃から何十年も地代を改定していない場合があります。現在の水準に見合った地代ではない可能性があるため、現在の地価や固定資産税などと照らし合わせて確認します。
土地の有効活用
一般的に広く知られているのが、「賃貸アパートを建てる」手法ですが、立地条件によっては不向きな場合もあります。
ベストな選択をしたいものです。いずれも手法もそれぞれリスクがありますので十分に理解したうえで総合的に判断し、実行することが必要です。
資産の組み換え
収益性の低い不動産を売却して、別の収益性の高い不動産を購入する手法です。
地代の改定など、収益の改定んど、収益の改善が見込めない場合や、さらなる収益向上を図る場合などに有効です。
代々受け継いできた土地を自分で手放すことに抵抗がある人も多いようです。
しかし、わずかな収益しか生まない不動産をそのまま保有し続けていると、結局のところ相続で手放すことになります。
より多くの財産を次世代に残すために
財産を次世代に残すためには、収益性を高めることが必要不可欠です。
何を残し、何を納税資金に充てるべきかなど、保有する不動産の価値・収益性を正しく把握したうえで、次世代と連携しておくことが重要です。