知っていますか?SDGs融資制度/岡崎市の税理士法人アイビスより最新情報をお届けします
岡崎市にある税理士法人アイビスです。
今回の記事では、「SDGs融資」について取り上げようと思います。
SDGsとは
SDGsとは
2015年9月に行われた国連サミットにおいて、全会一致で採択された世界共通の行動目標である”SDGs”。
17の目標とそれを細分化した169のターゲットで構成されています。
SDGs17の目標
上の表にも記載してありますが、
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
これらが17の目標になります。
SDGs×融資
☆とあるアンケートにてSDGsに取り組む企業に対して積極的に融資をすると答えた金融機関は55.3%にものぼります。
SDGs融資のための準備
●神奈川銀行
・22年12月に”かなぎんSDGsフレンズローン”をスタート
独自のチェックシートにより、取り組む事業や解決を目指す経営課題とSDGsの関連性・達成状況を分析し、300万円以上の融資を検討
他にも、横浜銀行や静岡銀行、京都銀行、清水銀行、三十三銀行などがSDGs融資を用意しています。
実績としては、19年9月よりSDGs融資を開始した横浜銀行では、22年9月までの3年間で累計6,100件・総額8,900億円の貸し出しをしています。
SDGs融資のための取り組み
●老舗酒造会社
地域の原料を利用したウイスキーをつくることで地産地消による地域の活性化につながる
→「産業と技術革新の基盤をつくろう」、「住み続けられるまちづくりを」に該当
●一般企業
社員に対する外部研修の受講サポートや資格取得の支援体制づくり
→「質の高い教育をみんなに」、「働きがいも経済成長も」に該当
書類のデジタル化による業務の効率化やリモートワークの促進
→「働きがいも経済成長も」に該当
●不動産業者
省エネや環境に配慮した電気設備や空調機器を取り扱い、エコ効果を説明して販売することによる収益拡大
→「働きがいも経済成長も」、「産業と技術革新の基盤をつくろう」に該当
●飲食事業者
飲食物のテイクアウト用に環境に配慮した容器を導入する
→「つくる責任つかう責任」、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさも守ろう」に該当
●医療福祉事業者
運営する介護施設数を増やし地域住民の雇用拡大に繋げる
→「すべての人に健康と福祉を」、「働きがいも経済成長も」、「住み続けられるまちづくりを」に該当
●サービス事業者
従業員の給与について正社員か非正規かにかかわらず同一労働・同一賃金を目指す
→「ジェンダー平等を実現しよう」、「働きがいも経済成長も」、「人や国の不平等をなくそう」に該当
まとめ
実際に融資を受けた企業の取り組みを見ると、業務のデジタル化や社員研修の充実、働き方改革の促進といったすでに多くの企業が行っているような取り組みが融資実行に繋がっていることがわかります。
このように、現在行っている取り組みが見せ方次第で融資実行につながるかもしれません。
ご不明な点、ご相談等ありましたら岡崎市、名古屋にある税理士法人アイビスまでお気軽にお問い合わせください。