令和4年分の所得税等の確定申告状況/岡崎市・名古屋市にある税理士法人アイビスがお役立ち情報をお届けします。
国税庁は5月31日、『令和4年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について』を公表しました。納税者本人が自宅からe-Taxで申告書を提出した者は昨年分の約1.3倍となる592万人で、確定申告会場からe-Tax又は書面で申告書を作成・提出した者(289万人)の2倍を超えました。
令和4年分の確定申告状況等について
申告所得税及び復興特別所得税
申告人員は 2,295 万人(対前年比+0.4%)。そのうち申告納税額がある方は 653 万人(対前年比▲0.5%)、その所得金額は 46 兆 3,072億円(対前年比+0.1%)、申告納税額は 3 兆 6,801 億円(対前年比▲2.9%)となっています。
自宅等からの e-Tax の利用状況
自宅等から e-Tax で申告書を提出した方(※)は、所得税等で 1,075 万7千人(対前年比+16.6%)となっています。
※ 自宅からの納税者本人による送信のほか、税理士による代理送信を含みます。
e-Tax の利用状況について
自宅等からの e-Tax の利用状況
国税庁HP『確定申告書等作成コーナー』や各種会計ソフトを利用して自宅から納税者本人により e-Tax で申告書を提出した方は 592 万人で、令和3年分の約 1.3 倍、平成 30 年分の約5倍に増加し、確定申告会場で申告書を作成・提出した方(289 万人)の2倍を超え、自宅から提出する方が増えました。
スマホ申告の利用状況
自宅からスマホを使って e-Tax で申告した方は 249 万人で、令和3年分から約 1.6倍に増加しました。自宅から納税者本人により e-Tax で申告した方のうち約4割がスマホを使った申告です。令和2年分から令和3年分の伸び率と比較し、スマホ申告の利用が更に加速しています。
マイナンバーカード方式の利用状況
自宅から納税者本人により e-Tax で申告書を提出した 592 万人のうち、マイナンバーカード方式を利用された方は 387 万人(約7割)で、令和3年分の約 1.6 倍、平成30 年分の約8倍に増加しました。
マイナポータル連携の利用状況
国税庁HP『確定申告書等作成コーナー』では、マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、申告書の該当項目へ自動入力する機能(以下「マイナポータル連携」といいます。)を令和2年分から導入しています。
マイナポータル連携により控除証明書等を取得した方は 132 万人で、令和3年分の約4倍に増加しました。
所得税等の確定申告書のe-Taxによる送信方式別提出人員
※国税庁より引用