NISAの抜本的拡充・恒久化[ジュニアNISAの取り扱いとNISA非課税限度額]
令和5年税制改正大綱により、NISAの抜本的拡充・恒久化が盛り込まれました。
1/19に引き続き今回の記事でも、NISAの抜本的拡充・恒久化について解説していきます。
ジュニアNISA制度について
ジュニアNISA
- 日本に居住している18歳未満対象
- 80万円の年間投資上限額
- 最長5年間の非課税期間があり非課税限度額80万円
- 2023年まで投資可能
- 株式・投資信託に投資可能
- 運用管理者として両親・祖父母等口座開設者(未成年者)の二親等以内の親族を定める
- 18歳までの払い出し制限がある
※今回のNISA制度改正により、非課税保有期間が終了したものは原則18歳に達するまで自動的に非課税期間延長手続きがされる
NISA非課税限度額までのイメージ
1.つみたて投資枠のみを利用し、毎年上限額まで投資した場合
〈つみたて投資枠〉
(生涯投資可能額)1,800万円÷(1年あたりの投資上限額)120万円=(年数)15年
15年で生涯投資可能額へ到達
2.つみたて投資枠と成長投資枠を併用し、それぞれ毎年上限額まで投資した場合
〈つみたて投資枠〉
(生涯投資可能額)600万円÷(1年あたりの投資上限額)120万円=(年数)5年
〈成長投資枠〉
(生涯投資可能額)1,200万円÷(1年あたりの投資上限額)240万円=(年数)5年
5年で生涯投資可能額へ到達
今回は、税制改正によるジュニアNISAの取り扱いについて記載しました。ジュニアNISA→改正後のNISA制度へ移っていきます。
また、生涯投資可能額へ到達するまで何年ほどかかるのか、毎年満額投資を例に挙げてみました。
今回の税制改正を機に皆様もNISAを始めてみませんか。
NISA制度を含む税制改正について疑問や不明点などございましたら、岡崎市、名古屋にある税理士法人アイビスまでご連絡ください。