外国為替証拠金取引(FX)の課税関係/岡崎市の税理士法人アイビスが税制情報をお届け
外国為替証拠金取引(FX)とは
外国為替証拠金取引(FX)とは、外国為替売買を、一定の証拠金(保証金)を担保とし、証拠金の何十倍もの取引単位(金額)で実施する取引をいいます。
課税関係
外国為替証拠金取引の決済により生じた損益に関する課税関係は、以下のとおりです。
- 決済により差益が生じた場合:「先物取引に係る雑所得等」とし、課税されます。
- 決済により差損が生じた場合:「先物取引に係る雑所得等」と損益通算が可能ですが、その他の所得とは損益通算はできません。
先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除
先物取引の差金等決済に係る繰越控除とは、「先物取引に係る雑所得等」の計算上、損失が生じた場合に翌年以後3年間にわたり繰り越しを行い、繰り越された損失額を限度額とし、利益が生じた「先物取引に係る雑所得等」の計算上その損失額を差し引くことです。
必要手続き
先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除の適用を受けるためには、以下の手続きが必要となります。
- 損失が生じた年分の所得税の申告つき、「所得税及び復興特別所得税の申告付表」及び「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」の添付して確定申告書を提出すること。
- 繰越控除を受けようとする年分の所得税の申告につき、上記の申告書付表及び計算明細書を添付し、確定申告書を提出すること。
出典 国税庁
外国為替証拠金取引の課税関係https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1521.htm
先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1523.htm
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